【2次元CAD利用技術者試験2級】独学で合格するための勉強法

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CAD利用技術者試験を独学受験

 

この記事では、2次元CAD利用技術者試験の2級を受けた体験談をご紹介します。

 

知名度はCAD試験の中で随一なので、最初に狙うならこの資格が良いと思います。

 

広く浅く、基礎からしっかり知識を学べます。

独学で十分合格できますので、是非チャレンジしてみてください。

 

 

CAD利用技術者試験の概要

CAD利用技術者試験は、一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)が行っている試験です。

参考:CAD利用技術者試験 - ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会


2次元と3次元に分かれていて、3次元は機械製図のみです。

建築CADオペなら2次元の試験を受けましょう。 

 

2次元の試験は1級・2級・基礎の3段階に分かれていて、基礎と2級はほぼ同じ内容です。

特に理由がなければ、基礎は飛ばして2級から受ければOKです。

 

1級は2級に合格していることが受験資格になるので、まずは2級から受けましょう

2級は誰でも受験OKです。

 

  • 2次元と3次元があり、建築は2次元のみ
  • 2級は誰でも受験OK
  • 1級の受験資格は、2級の合格
  • 2級の試験は選択問題のみ
  • 2級試験は随時実施

 

2級は建築・機械の分野に分かれることはなく、総合的な知識が問われます。

 

試験は随時実施されていますが、試験会場によるみたいです。

参考:CAD利用技術者試験年間スケジュール 

 

2次元CAD利用技術者試験の2級は独学で合格できる

2次元CAD利用技術者試験の2級は、独学で十分に合格できます。

 

2級の試験はすべての問題が選択式のため、難易度は低めです。

合格基準は各分野で5割以上、かつ総合で7割以上。

 

私が受験したのは、CADオペレーターを始めて1年くらいのときです。

それでも勉強すれば受かります。

 

実務に役に立ったかと聞かれると迷いますが、自分の自信にはなりました。

関連記事>>独学を続けるなら資格を取るべき4つの理由

 

出題範囲は広く浅く

2級は機械・建築に分野が分かれておらず、広く浅く知識を問われる問題が出ました。

 

建築の問題はあまり出てきません。

代わりに、ネットワークやサーバーの知識が必要になります。

 

実務では使わないような用語も出てきます。

 

例えば、「『CAD』は何の略?」という問題が出ます。

恥ずかしながら、CADオペなのに受験するまで知りませんでした。

 

逆にCAD操作の手順など、実務でCADを触っていれば勉強しなくても答えられる問題もありました。

 

CBT形式の試験に慣れる

試験はCBTという形式で行われます。

PCで行うマークシートのようなものです。

 

試験では、60問を60分で解きます。

単純計算で1問1分なので、さくさくやらないと間に合いません。

 

CBT試験に慣れないと、勝手が狂うかもしれません。

 

本音のCAD・CAMという過去問サイトで練習しました。

本番の環境と非常によく似ています。

 

独学での勉強方法

教材は1冊あればOK

CAD利用技術者試験の2級は、公式ガイドブック1冊あればOKです。

 

 

実務で携わっていると感じますが、CADやネットワークは更新が速い業界。

最新の公式ガイドブックが必須です。

 

私は使わなかったのですが、緑の本で受かったと人も多いようでした。

 

 

本との相性もあるので、両方立ち読みして決めると良いですよ。

緑のテキストは、Kindle unlimitedにて無料で読めます(2022年1月5日現在)。

 

ひたすら暗記

2次元CAD利用技術者試験の2級は、参考書を一冊丸暗記できれば受かります。


コピペレベルで公式ガイドブックとまるっきり同じ問題が出ます。

ひたすら暗記です。

 

用語が分からないと、最初は難しいかもしれません。

 

とりあえず読みはじめて、知らない単語が出てきたらググってみる。

この繰り返しで、きちんと理解しながら読み進めるのが合格への近道です。

 

過去問を繰り返す

過去問は、公式ガイドブックの後ろのほうに載っています。

 

公式ホームページから、サンプル問題をダウンロードすることもできます。

それほど問題数は多くありませんが、やっておいて損はありません。

 

CTB試験に慣れる意味で、本音のCAD・CAMという過去問サイトも利用しました。

 

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建築CADオペが受験した感想

建築CADオペにとっては、CADの操作は難しくありませんでした。

しかし、それ以外は勉強しないと全く分かりません。

 

知っていたことと知らなかったことの割合は、3:7くらいです。

 

機械系のCADらしき用語や、ハードウェアやネットワークの知識は、知らないことばかりで苦労しました。


CADの手順を問われる問題もあります。

実務なら同じ結果になれば過程は何でもOKですが、試験では手順を間違えると不合格です。

 

CADに関する一般常識、教養みたいなことが多かった印象です。

試験自体の難易度はそれほど高くないですが、CAD詰め込みの暗記系の試験でした。

 

まとめ

2次元CAD利用技術者試験の2級を独学で受けた体験談をまとめました。

 

  • 勉強すれば、独学でも合格できる
  • 公式ガイドブックをひたすら暗記する試験
  • CBT試験に慣れておくのがおすすめ

 

建築に特化した試験ではない分、幅広く色々な知識を得ることができます。

まずは2級からトライしてみてください。

 

1級の体験談も書きました。

関連記事>>【2次元1級建築】CAD利用技術者試験を独学で合格