2級建築施工管理技術検定の一次検定を受けました。
知識ゼロからでも、半年ほど独学で勉強すれば受かります。
とはいえ、独学で知識ゼロだと、何から始めていいのか分かりませんよね。
独学での勉強方法をご紹介します。
試験当日の様子は「実務経験ゼロのCADオペが建築施工管理技術検定(2級一次検定)を受けました」もご覧ください。
過去問の前に基礎知識をつける
知識ゼロの人が、いきなり過去問はおすすめしません。
過去問から始めるのはハードル高いし、効率悪いです。
反省を込めて書いておきますが、最低限の知識をつけてからのほうが近道でした。
過去問はこちらで勉強しました。
せめて本を1冊読んで試験問題のイメージを掴んでからにしたほうが断然勉強効率が良かったと思います。
どうしても独学は勉強法を試行錯誤しながらになりますね。
効率重視の人や短期決戦で挑みたい人はスクールも検討価値があるでしょう。
関連記事>>資格試験は独学? スクール? おすすめの勉強方法と向いている人
過去問の問題が読めない
素人がいきなり過去問に手を出した結果は、専門用語が多くて、そもそも問題が読めませんでした。
「水貫」とか「りゃんか」とか「ブローホール」とか。
意味が全然分からないので読んでて辛かったです。
単語をすべて検索して、問題と答えの意味を理解するまで数十分かかることもありました。
普段はCADオペとして建築図面を書いていますが、実際の仕事はかなり偏っていたんだなと痛感します。
そして、単語は分かってもイメージが付きづらいです。
知らないものをいくら文章で説明されても、え???ってなるんですよね。
あちこちのサイトや写真を見ながら少しずつ覚えました。
試験が終わったあとにこの本を読む機会があったんですが、絵があると理解が数十倍早いです!
先に1冊読んでおけばよかったと後悔しています。
過去問を買うなら「解説が分かりやすい」ものを選ぶ
一次検定はマークシート形式です。
ほとんどが4肢択ーで、90%以上は「間違いを選ぶ」問題。
正解の文章を覚えると、合格へ近づきます。
過去問を買うなら、
- 問題数が多くて
- 解説が分かりやすい
ものを選びましょう。
特に事前知識がないと、〇×だけでは何が何だか間違っているかが分かりません。
無料のサイトでは解説が分かりにくかったり、解説ミス?と思われるような部分もありました。
合う合わないがあるので、パラパラ見てみて自分が「分かりやすい」と思えた解説を買うのが正解です。
CADオペの実務に役立つこと
根本的には仕事内容が違うので、直接CADオペの実務で役に立った知識はありません。
ただ、私のようにまったくの素人からCADオペになった人にとっては、そもそも「業界の常識」を覚えのに役立つと思います。
当たり前のように問題文に出てくる用語の数々は、覚えておかないと仕事上会話に困るレベルです。
受験しなくても、勉強するだけでレベルアップした気がしました。
現場に出る仕事がしたい人は、資格を持っているだけで重宝がられると思います。
もっとダイレクトにCADの実力アップを図りたい場合は、CADを実際に使って図面を書く試験もおすすめです。
関連記事>>建築CADオペレーターが取りやすい資格は?実務で役に立つ?
まとめ
施工の知識ゼロだったCADオペが、2級施工管理技術検定の一次検定を受けるためにした勉強法をご紹介しました。
ひたすら過去問を繰り返して丸暗記するのは、効率が悪いです。
まずは施工の本(絵多め)を1冊読んでから、過去問を解きましょう。
知識ゼロでも、数ヵ月勉強すれば受かります。
二次検定まで受けないと資格はもらえませんが、転職の足掛かりや自分の知識を増やすために役立つ試験です。
何かスキルアップしてみたいと思う方は、ぜひ挑戦してみてください。