建築CAD検定准1級に独学で合格⑧

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建築CAD検定准1級⑧

 

建築CAD検定准1級に独学で挑み、合格しました。

この記事では、試験の時短テクニックをご紹介します。

 

ネットを探しても、准1級の体験談って驚くほど少ないですよね。

自分の体験を残して、これから准1級を独学で受けようとしてる人の参考になれば嬉しいです。

 

 

准1級の試験は「時短」がカギ

准1級の試験では、2時間半で4枚の図面を描かなければなりません。

 

仕事では気に留めないくらいの些細な時短ですが、試験の限られた時間内では1分1秒が明暗を分けることも。

 

建築士の製図試験対策が、とても参考になりました。

手書きとCADの違いはあれど、同じような図面を描きます。

 

色々な人がブログや動画で時短テクニックを紹介してくれているので、その中からCAD製図にも応用できそうなものを探しました。

 

ショートカットを使う

左手でキーボードを打ち、右手でマウスを動かすのが基本です。

CADの入門テキストでもかなりの確率で推奨されていますし、建築CAD検定の公式ガイドブックでも触れられています。

 

「左手で指示を打ち込み、右手はマウスから離さない」

 

これが一番速いはずです。

 

キーボードを使わなくてもCAD操作はできます。

Autocadだったら画面上のリボンからコマンドを探したり、JW_cadだったらクロックメニューでコマンドを実行しますね。

 

もちろん速ければなんでも良いのですが、ほとんどの人にとってはキーボードより遅くなるでしょう。

 

コピペを駆使する

建築CAD検定の公式ガイドブックでも触れられています。

すべての線を引いていたら、とても間に合いません。

 

 

せっかくCADを使っているので、部品単位でコピペできる箇所がないか探しました。

 

  • 大きさの違う窓
  • カフェの椅子とロビーのソファー
  • 個数の違うトイレ

 

壁の位置が違ったり、寸法が多少合わなかったりしても、CADは伸縮が得意です

コピペできる小さな要素がたくさん見つかるはずです。

 

文字の単語登録をする

建築CAD検定は、持ち込みか会場のPCかを選べます。

 

独学者なら断然、自分のPC持込をおすすめします。

 

持ち込むPCには試験に良く出てくる単語を登録しておきましょう。

地味ですが確実に時短になり、変換ミスによるストレスを減らしてくれます。

 

例えば、私のPCでは「風除室」が一発変換されません。
「風除け室」の「け」を消すのに、余計な一動作が必要になります。

 

単語登録をすることで、作図以外の余計なところで時間を使わずに済みます。

過去問に出てきた語句はひととおり登録しておきましょう。

 

一般的な単語だけでなく、受験番号と名前を単語登録しておくと便利です。

 

得意な部分を伸ばす

苦手克服でも良いのですが、得意を伸ばしたほうが効果を感じやすいです。

勉強していて楽しいですしね。

 

図面を早く読める、正確なマウス操作ができてミスが少ない、コピペする部分を見つけるのが上手……

試験用の練習をしていくうちに、自分の得意不得意が分かってくると思います。

 

私はの苦手は、図面を読み取るのが遅いことです。

図面屋として致命的ですね……

 

「まだ経験が浅いから仕方ない!」と割りきり、そこは長期で克服することにして。

得意な部分で時短を考えます。

 

私の強みはタイピングが速いこと。

文字を入力する時間が限りなくゼロに近づけば、図面を読む遅さを挽回できるのではず、と考えました。

 

どのタイミングで文字を記入するべきか、ひとつひとつ打ってくのではなくまとめて打ってから移動のほうが早いのでは、と色々試しました。

 

おかげで勉強を始めた当初よりも試験直前は2/3ほどの時間で文字を記入できるようになっていました。

 

まとめ

建築CAD検定を受ける上で、試行錯誤した時短テクニックをご紹介しました。

他の記事でも何度も書いていますが、准1級の最大の敵は時間です。

 

  • コマンドを使う
  • コピペを駆使する
  • 文字の単語登録をする
  • 得意を伸ばす

 

1年に1度しかない試験です。

可能な限り対策をして臨みたいですね。

 

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