建築CAD検定准1級に独学で挑み、合格しました。
この記事では、試験当日の流れと、試験中に一番困ったことをご紹介します。
ネットを探しても、准1級の体験談って驚くほど少ないですよね。
自分の体験を残して、これから准1級を独学で受けようとしてる人の参考になれば嬉しいです。
試験当日の流れ
ざっくりした流れは、郵送されてくる受験票に書いてあります。
- 会場に到着
- PCや周辺機器の準備
- 注意事項の説明
- PC環境を整える(会場PCの場合)
- 試験問題の読み取り
- CADで作図
- 試験終了
家を出てから帰るまでが試験です。
「社会人の試験当日はこう過ごす!心構え7選」もお読みください。
会場に到着
会場に着いたら、まずは入り口で受付をします。
30分前に到着しましたが、既に8割くらいの席は埋まっていました。
PC持ち込みの場合、ディスプレイやキーボードなどは貸してもらえません。
必要な機器はすべて自分で持っていかなければならないので、家から遠いとなかなか大変です。
PCや周辺機器の準備
PCは「会場のPC」or「自分のPCを持ちこみ」が選べます。
私は使い慣れたノートPCを持ち込みましたが、会場PCを利用している人のほうが多かったです。
持ち込んだ場合、今のうちに電源コードを繋いだり、マウスやキーボードが必要な場合はセットしたりします。
用意ができたら、あとはひたすら待つだけ。
公式ガイドブックや自分でまとめたノートなんかがあると時間つぶし&最後の追い込み&不安解消になるかと思います。
注意事項の説明
試験開始の少し前に、試験官から受験票の確認や注意事項説明などがありました。
逸る気持ちを抑えて、素直に聞きましょう。
「トイレ休憩は勝手にとって良い」とか、「終了5分前になったら声を掛けます」とか、いろいろ説明されます。
PC環境を整える
会場PC使用の場合、CADの環境をカスタマイズできる時間があります。
持ち込みPCの人は特にやることはありません。
一応マウスを動かしてみたり、印刷設定を確認してみたりします。
本番前にちょっと暇な時間ができました。
試験問題の読み取り
試験問題が配られ、30分間の読み取り時間が始まります。
問題はA4の説明文1枚と、A3の図面が4枚(平面図3枚+立面図1枚)。
読み取り時間中は、PCには触れません。
図面に書き込みながら、頭の中でイメージを組み立てます。
寸法を測りつつ、他の図面にコピペできる部分がないか考えつつ、どの順番で作図するかの作戦を立てましょう。
この時間の使い方次第で、合格できるかどうかの分かれ道になるかもしれません。
CAD作図よりも、読み取り時間のほうが頭を使った気がします。
CADで作図
30分経つと、CADが使えるようになります。
あとは時間との勝負。
ひたすら手を動かしましょう。
試験終了
図面をUSBに保存し、提出したら試験終了です。
片付けて帰りましょう。
お疲れさまでした。
試験終了時間後、私はまず水を飲みました。
水を飲む時間が惜しいくらい、ぎりぎりだったのです。
合格発表は最長1か月後(試験日によります)。
問題を持ち帰れないので、自己採点できないのは残念です。
CAD技術以外で迷ったら「問い合わせる」
独学で受けるときに不安なのが、「これはやっていいのか?」の疑問に答えてくれる人がいないこと。
もしダメだったら、合否以前に失格になってしまいます。
純粋な能力以外のところで落ちるのはバカバカしいですよね。
不安があれば、些細なことでも運営に問い合わせるのがおすすめです。
私は当初、室名や外構の名前など、文字を入力するときにメモ帳アプリを使って、CADにコピペしていました。
が、ふと不安を感じました。
「CADじゃないアプリを開いていたら、不正と疑われるのでは?」と。
念のため運営にメールで確認をしたところ、「CAD以外のアプリ、ソフトは使用不可です」と返信をいただきました。
メモ帳アプリを開いた時点で失格です。
問合せておいてよかった!
問い合わせ先は受験票に載っています。
次の日には返信が来ましたし、とても丁寧に対応してくれます。
迷ったりググっている暇があれば、その時間を使って問い合わせしましょう。
試験本番中に一番困ったこと
試験中に一番困ったのは、「トイレに行けなかったこと」です。
禁止はされていません。
休憩はいつ取ってもOK。
もちろん、トイレにも行って良いのです。
ただ、時間がありません。
数分のトイレ離脱ですら惜しい。
それくらい必死で、マウスを動かしていました。
トイレに行きたくならないように、水もなるべく飲まないようにしていたくらいです。
同じ空間には受験生が10人ほどいましたが、途中離席してる人は一人もいませんでした。
トイレ対策、考えておきましょう。
まとめ
この記事で一番伝えたかったことは、「トイレ対策は万全に!」です。
4時間超の長丁場ですが、建築士試験はもっと長いらしいですね。
体調管理も試験対策のうちです。
ほか、当日の雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。
次の記事>>建築CAD検定准1級に独学で合格⑤
前の記事>>建築CAD検定准1級に独学で合格③