この記事では、HSPの人が音に疲れる理由と、効果のあった対策をご紹介します。
誰でもそうですが、嫌いな音を聞き続けるとストレスがたまりますよね。
HSPは人より多くの音をキャッチしてしまい、音に疲れやすいです。
意識して雑音をシャットアウトすると、雑音へのストレスがましになりますよ。
HSPは雑音に敏感
HSPは外部の刺激に対してとても敏感です。
聴覚が鋭いというより、人が気にしないような雑音をいちいち気にしてしまう性質です。
- カフェで周囲の声を拾ってしまい、ゆっくりできない
- 同僚の話し声が気になって、仕事にならない
- 足音やドアの音が気になって、集中できない
- 外の音が気になって、眠れない
細かい雑音が気になって集中できなかったり、自分とは関係のない人の声が気になって疲れ果ててしまったり。
疲れていると余計に周りの音が気になって眠れないこともあります。
雑音のうるささは、心理状態に左右されることも多いです。
ただでさえ体よりも脳が疲れやすい現代社会。
HSPの特性ゆえとはいえ、治せるなら治したいですよね。
意識的に音をシャットアウトする
無意識で多くの音を拾ってしまうのは止められないので、意識して音をシャットアウトするようにしました。
目はつぶることができますが、耳はふさぐことができません。
物理的に音を減らすには、耳当てが効果的でした。
冬は外でつけていても変な目で見られないので、嬉しいです。
防寒にもなりますね。
私は夏でも、オフィスでは耳当てをつけていました。
エアコンが効いてると、夏のほうが寒かったりします。
- 耳当てをつける
- 無音の場所に行く
職場で周囲の音が気になるなら、在宅勤務を選べる会社に転職するのもおすすめです。
家ではどんな格好をしても自由ですし、そもそも周囲に人がいないので静かで良いですよ。
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街中やカフェで音を遮る
街中や駅のホームでは、音を聞かなくなるのは危ないです。
なるべく静かなところにいる努力をしています。
通勤は、大通りはうるさいので、一本離れた住宅街の道を歩くことが多いです。
満員電車も嫌なので、時間をずらして早めに出勤します。
私の職場は朝早くから空いていたので、人の少ないオフィスで早めに仕事に取り掛かっていました。
残業を短くすれば、帰りも比較的混まずに帰れます。
- 人混みには行かない
- 満員電車は避けて、時間をずらす
- 大通りを歩かない
- カフェではイヤホン+耳当て
カフェでは、耳栓やイヤホンをつけて、その上から耳当てをすると効果的です。
私が使っているのはノイズキャンセリングではない普通のイヤホンなのですが、
好きな音楽を流しておけば、隣の声は聞こえても何を言ってるか分からないくらいになります。
心の余裕を保つ
余裕のないときは、いつもよりも雑音が気になります。
疲れ切った日は、換気扇にキレるくらい耳が敏感になっていました。
普段は気にならないような些細な音が耳についたら、疲れている証拠かもしれません。
早めに休みましょう。
癒される音楽を知る
無音の状態で耳をリセットできたら、癒される音楽を知るのも良いですよ。
「この音楽を聴くとリラックスできる」、そんなお気に入りの音楽を作っておくと、疲れたときに即効で効きます。
音に浸るとストレスが軽減されます。
HSP感受性が豊かなので、良い音楽を聴くとリラックス度も倍増。
私は自分が楽器をやることもあり、生の音が好きです。
自分でピアノを弾くのも好きですし、クラシックとかの音楽をホールで聞くのも良いです。
マイクを通さない生の音が空気を震わせるのを肌でも感じられて、音に没入できますよ。
私は、コンサートが始まる瞬間の無音が好きです。
誰も息すらしていないような静寂の一瞬は、言葉では語れない感動ものです。
まとめ
HSPが音に疲れやすい理由と、効果のあった対策をご紹介しました。
- HSPは外部の音を気にしやすい
- 耳当てやイヤホンで、物理的に音をシャットアウトできる
- うるさい場所には行かない努力も大事
- 心の余裕を保つと疲れにくい
- 音楽のような「良い音」を聴くとリラックスになる
HSPの敏感さは欠点でもあり美点でもあります。
良い音も悪い音も敏感に察知して、感情を揺れ動かされやすいのがHSPという生き物。
好きな音だけで脳を満たして、ストレスフリーな生活をしていきたいですね。