この記事では、「怒られる」を原動力にすると損しかしない理由と、克服するために私が実践していることをご紹介します。
怒られるのが怖いですか?
私は怖いです。
克服しようと頑張ってはいます、30代半ばになってもまだ克服できていません。
多少マシにはなってきましたが。
元の性格は変えられなくても、行動は変えられます。
楽に生きましょう。
怒られるのが怖い「横ばい人間」
最近読んだ本に、「横ばい人間」という単語が出てきました。
「横ばい人間」とは、チャレンジをせずに現状維持でいいと諦めている人間のことです。
- 言われたことだけをやる
- チャレンジせず失敗を避ける
- 成功のための試行錯誤をしない
横ばい人間だと、大人になってから困ります。
ルールを破らないことはできても、ルールのないところで何をして良いか分からないからです。
挑戦できない
怒られるのが怖いと、「チャレンジして失敗したらどうしよう」とばかり考えてしまって、行動できません。
「もし失敗したら」と不安で、挑戦を避けてしまいます。
私は前職を5年続けましたが、1年目からずっと辞めたいと思っていました。
辞めたいのにやめられなかった理由は、「辞めたい」と言うと引き止められるから。
嫌な顔をされると、自分が悪いことをしている気分になるんです。
最終的に適応障害になり、仕事に行けなくなって辞めました。
適応障害は転職したら秒で治ったので、もっと早く自分を大切にすればよかったです。
関連記事>>「もったいない」と言われたら?他人に流されないための考え方
自分を大切にしてくれない人ばかりが周囲に増える
怒られるのがのが怖いと、相手に反論できません。
相手からすれば、何でも言いなりなので楽だと思います。
私には「引っ張ってくれる」友人が多かったです。
大人になって久しぶりに会った時、「こんな自己中な人だったかな?」と不思議に思ったんです。
悪い人じゃないけど、自分とは合わない。
自分が無理して合わせてた、と気付きました。
友達でも恋人でも、自分を大切にしてくれる人といたいですよね。
怒られるのを怖れると、自分を大切にしてくれない人ばかりが周囲に増えてしまいます。
それでは幸せになんてなれません。
スポンサーリンク
怒られるのが怖い理由
こんなに「怒られるのが怖い」性格に育った理由を考えてみました。
幼少期の環境と、持って生まれたの性格の相乗効果だと思います。
教育ママ気質だった母親と、HSPで何事も深刻に受け止めてしまう自分。
「怒られるから行動できない」人間ができあがったのだと思います。
関連記事>>親への期待を捨てて、価値観の違いを認める
怒られないように嘘をつく
子供のころは、「嘘をつくこと > 怒られること」でした。
嘘をつくこと=悪いこととは認識していませんでした。
「怒られないための処世術」くらいに思っていました。
子供の嘘なので、簡単にばれます。
ばれたら怒られます。
でも「嘘をつかないようにしよう」ではなく、「次はばれないようにもっと巧妙な嘘をつこう」という思考になります。
嘘をつかなくなったのは、嘘をついたら損だと気付いたからです。
「自分の心が傷つかないように嘘をついていたんだ」と発見できたことが、一歩進めたきっかけでした。
嘘がばれたら怒られるし、嘘がばれるかどうかひやひやしながら生きるので、心が疲弊します。
いらないストレスを自分で増やしているだけなんです。
克服するために頑張ったこと
本を読む
「怒られる恐怖」を克服するために、最初は本を読み漁りました。
一番役に立ったのはこれ。
怒る人は、その人のために怒っている。
私が悪いから怒っているわけじゃない。
もう一冊のバイブルはこちらです。
ネコの絵が可愛くて買いましたが、中身も充実していました。
漫画で読みやすいです。
「他人を気にしても幸せにはなれない」と、まずは頭で理解できたのが、克服の第一歩だったと思います。
この2冊は、今でも本棚に置いてあります。
疲れたときに読み返しています。
自分を大切に扱う
意識して「自分をケアする」時間を設けました。
自分の体を大切にする時間を設けると、自己肯定感が上がります。
- ストレッチやヨガ
- 時間をかけて肌の手入れ
- エステやジム
- 美容院に行く
色々ありますが、手軽に自宅でストレッチが好きです。
YouTubeで落ち着いたBGMの動画を流しながら、ゆったり呼吸して体を動かしています。
体のメンテナンスをすると心も落ち着くので、一石二鳥です。
自分を大切にしてくれる人を探す
近くに自分を大切にしてくれる人がいると、メンタルが安定します。
私の場合は、結婚相手が良い人でした。
私が「怒られるのが嫌い」と知っているので、滅多なことでは怒りません。
怒りをぶつけられないと分かっているので、私ものびのびと生きられます。
関連記事>>HSPが結婚するメリット
スポンサーリンク
最悪を予測する
恐怖に負けそうなときは、最悪を予測します。
妄想ではなく予測。
一応、論理的に考えているつもりなのがポイントです。
「これをしたら怒られるかも」と思ったら、その結果がどうなるかを考えます。
例えばこんな具合です。
繁忙期だけど有休を取りたい
↓
上長に嫌な顔をされるかも
↓
もし許可されなくても、諦めてその日出社すれば良いだけ
↓
特に損はしていないのでは?
怒られても、実害があるってあまりないです。
むしろ怒られるかもしれないとビクビクしている時間のほうが、精神的に良くないですよね。
SNSをやらない
SNSをやっていると疲れます。
現実世界では滅多に出くわさないような、変な人もたくさんいます。
愚痴や悪口、悲しい事件を知るだけで、心が疲弊してしまいます。
情報は取捨選択する時代。
自分にはどうしようもないことで不安になるのは無駄です。
性格は変えられなくても行動は変えられる
「怒られる恐怖」を克服するために、色々努力してみました。
でも一番変わったのは、子育てを始めてからです。
子供を育てていると、一回も失敗しないのは不可能です。
自分に非がなくても、子供の代わりに謝る場面って多いですよね。
泣き声がうるさいとか、お友達をひっかいてしまったとか。
怒られても子供は泣きやまないし、誰にも合わずに引きこもっているわけにもいきません。
できるだけのことをやっても、一回も怒られないなんて無理でした。
自分ではどうしようもないんです。
開き直ったというか、図太くなったと思います。
性格は変えられなくても行動は変えられる
怒られないと思う方を選んでも、結局怒られることもあります
怒られている瞬間は意外と平気だったりもしますよね。
怒られている時よりも、怒られるかもしれないとビクビクしている時のほうが心臓に悪いです。
性格は簡単には変えられません。
でも行動は変えられます。
意識して他のことを考えるとか、何も考えないようにして行動すると、後から性格も付いてくるかもしれません。
まとめ
「怒られる」を原動力にすると損しかしない理由と、克服するために私が実践していることをご紹介しました。
怒られるのって怖いですよね。
でもそんな生き方だと、生きていて疲れます。
自分を大切にすることの意義を考え、ポジティブな行動を促すことが大切ですね。