この記事では、ファストドクターで往診を利用した体験談をご紹介します。
日曜日の午後、子供が発熱しました。
救急車を呼ぶほどではありませんが、薬もなく心配です。
日曜でもやっている往診をお願いして、自宅にいながら診察を受けられました。
利用して感じたメリットデメリットと共にご紹介します。
子供が発熱したらどうするか
日曜の午後、子供が発熱しました。
38℃台で元気そうなので様子を見ていましたが、1時間後には39℃台に。
元気に走り回っていますが、若干機嫌が悪いような気もします。
救急病院に行くほどでもないので、往診を頼みました。
受診するかどうかは、目安が乗っている本を重宝しています。
症状別になっていて見やすいです。
自分で判断できないときは、子ども医療電話相談事業#8000が便利です。
症状をヒアリングして、どうしたら良いか教えてくれます。
はっきり言って親切ではありませんでしたが、人に聞いてもらえて安心はできました。
ファストドクターの概要
ファストドクターでは、往診のほかにオンライン診療も行っています。
往診の場合は、その場で薬ももらえます。
診察時間 | 夜間・休日 |
---|---|
対応可能な科 | 内科・小児科・整形外科・その他 |
往診エリア | 北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、福岡県 いずれも県の一部地域 |
料金 | 小児の場合、診療費は無料(自治体によって数百円) 他諸経費で5,060円〜5,960円程度 |
予約方法 | アプリか電話 |
詳しくは公式HPでご確認ください。
参考:子どもの救急ならファストドクター | まずは救急相談(新型コロナ・PCR対応)
気になる料金ですが、子供の場合は小児医療助成で無料です。
自治体によっては数百円かかるみたいですが、近所の小児科と同じ料金ですね。
(2024/4/14追記)
2024年3月より、システム利用料と交通費等が追加されていました。
診療費の他に、諸経費で6,000円弱かかります。
実際に往診を頼んでみた
アプリから往診の予約ができます。
ファストドクター - 救急にも対応の往診・オンライン診療
FastDOCTOR, Inc.posted withアプリーチ
元気なときに、住所や名前などの会員登録しておくとスムーズに申し込めます。
往診までの流れはこんな感じでした。
- 14:00:予約
- 14:05:ヒアリングの電話
- 14:20:往診決定のSMS
- 20:30:医師到着
- 20:50:診察終了
ちょうど混んでたようで、予約確定から実際に医師が来るまでは6時間もかかりました。
空いていれば、最短30分で来てもらえるそうです。
参考:往診サービスの流れ |内科・小児科・整形外科 | 新型コロナ対応
ヒアリング電話
予約をしてすぐに、コールセンターから症状のヒアリング電話がきました。
この電話で、往診が必要かどうかを判断しているらしいです。
飲んでいる薬や、体重も聞かれます。
飲み合わせとか子供の体重を考えて薬を持ってきてくれるので、安心です。
往診決定
電話が終わってから、医師の手配に入るようです。
待つこと15分ほど。
SMSで往診決定の通知が来ました。
まだ14時半なのに、往診は19時-21時とのこと。
かなり混んでいた日のようです。
急変したら救急車を呼ぶつもりで、待ちました。
往診
実際に医師が来たのは20時半。
滞在時間は15分くらいでした。
到着してすぐにコロナとインフルエンザの検査。
子供は泣きわめいて大暴れしましたが、たんたんと検査してくれました。
そのあとは熱を測って、問診して、聴診器と喉を見てと、普通に小児科に行ったときと同じような診察です。
薬の飲み方とか、今後の対応とか、質問にも嫌な顔せず答えてくれました。
忙しいだろうに、不安にしっかり向き合ってくれてありがたかったです。
そうこうしてるうちに検査結果も出て、コロナもインフルエンザも陰性でした。
ほっと一安心です。
薬の処方
体重を改めて聞かれ、その場で薬を出してもらいました。
解熱剤と、鼻水止めの薬です。
ちゃんと10kgの子供用に作った薬を持ってきてくれていました。
一種類ごとに説明書きがついています。
薬がピーチ味とか、食べ物との相性とかも書かれていました。
口頭だとすぐ忘れてしまうので、ありがたいです。
早速子供に飲ませました。
支払い
翌々日、クレジットから料金が引き落とされていました。
7,360円でした。
県外のクリニックだったので、その場では乳幼児医療証は使えません。
ひと手間かかりますが、市役所で手続すれば全額かえってきます。
診察にかかった料金は?
子供の場合、保険証と乳幼児医療証で診療費は無料になります。
(自治体によっては数百円かかるみたいです。)
交通費は、普通は930円かかります。
1キロ30円にて計算
(最大960円)診察費とは別に、医師の交通費がかかります。
タクシーで病院まで行くよりは安いですね。
(2024/4/14追記)
2024年3月から以下の料金が追加されました。
子供であっても、6,000円弱は自腹で払う必要があります。
システム利用料 ⋯ 2,000円
交通費等 ⋯ 3,060〜3,960円
交通費を無料にするには?
医師の交通費は、会社の福利厚生で無料になる場合があります。
クレジットカードや保険の優待でも、無料になるサービスが多くあります。
例えば、セゾンカードを持っていれば、無料になるそうです。
参考:ファストドクター | 【公式】セゾンカード・UCカード優待のあるお店
契約企業・団体の一覧から、企業名が確認できます。
確認してみると、意外とあるかもしれません。
※このリンク、スマホだと開けたのですが、PCだと空白のページになってしまいました。スマホアプリのメニュー→企業・会員番号→一番下のリンクから開くのが良さそうです。
(2024/4/14追記)
2024年3月より価格が改定されました。
上記の割引は、医師の交通費のみです。
最大960円割引なので、最低でも5,000円は必ずかかります。
往診のメリット
自宅で診察してもらえる
往診なので、自宅で待っていられるのが一番のメリットです。
普通の発熱外来だと、車の中か外で待機です。
車を持っていなければ外で待つしかありません。
熱のある子供を外で抱えているのは、なかなかしんどいです。
土日も夜間もやっている
休日はほとんどの小児科が休みで、行けるところがありません。
ファストドクターは、かかりつけ医と救急病院の間くらいの位置づけでしょうか。
土日夜間も診てもらえるので、何かあったときに安心です。
子供の病気やケガは、平日の昼間だけに起こるとは限りません。
いざというときのお守りに、アプリを入れておくと安心です。
薬ももらえる
薬を持ってきてくれて、その場で処方してくれます。
ヒアリング電話で10kgと伝えていたので、ちゃんと10kgの子用に薬を作ってきてくれていました。
薬をもらいに薬局へ行く必要がないのは嬉しいです。
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往診のデメリット
誰が来るか分からない
どの病院のどんな医師が来るのか、予約してみるまで分かりません。
かかりつけ医なら、子供のことをいつも見てくれるので大丈夫と思えます。
実際に診てもらうまでは、多少の不安がありました。
電話問診が必須
コールセンターの人がめちゃくちゃ早口&小声で、半分くらいしか聞き取れませんでした。
全員がそんなわけじゃないと思いますが。
何度も聞きなおしながら問診して、疲れてしまいました。
アプリで問診入力だったらいいのに、改善してほしい部分です。
待ち時間が長い
今回、14時過ぎに予約をして、往診が始まったのは20時半でした。
6時間待ちはなかなか長いです。
急いでるときは自分で病院に連れて行ったほうが早いです。
ただ、ネットで口コミを見ると平均2時間くらいで来るみたいです。
特別混んでいただけみたいですね。
待ち時間とはいえ自宅なので、いつも通りの日常を過ごせました。
類似サービスとの違い
子供が頭をぶつけたときに、みてねコールドクターで往診をお願いしました。
関連記事>>休日夜間に無料で子供の往診【みてねコールドクター使ってみた】
アプリの操作感に多少の違いはありますが、とても良く似ています。
一番大きな違いは、ファストドクターは医者の交通費がかかること。
みてねコールドクターは交通費無料です。
ただ、2024年3月までで往診サービスは終了してしまう連絡がきました。
残念です。
もうひとつ類似サービスに、キッズドクターがあります。
アプリは入れているんですが、往診いつもいっぱいなんですよね。
タイミングが悪いのか、頼めたことがありません。
(2024/4/14追記)
キッズドクターも往診終了していました。
オンライン診療のみ残すらしいです。
まとめ
ファストドクターで往診をしてもらった体験談をご紹介しました。
待ち時間は長かったものの、しっかりと診察してもらえて、その場で薬ももらえました。
休日夜間でも小児科にかかれるのは、育児の心配ごとを減らしてくれますね。
いざという時のお守りになるので、登録だけでもしておくと良いと思います。