この記事では、乳児連れで避難するときの、非常用持ち出し袋をご紹介します。
赤ちゃんがいる家庭では、一般的な防災グッズだけだと足りませんよね。
非常用の持ち出し袋にもベビーグッズが必要です。
赤ちゃん連れでも持てる重さの、最低限の非常用グッズをそろえましょう。
非常用持ち出し袋は持たない
非常用持ち出し袋のご紹介記事ですが、赤ちゃん用の非常用持ち出し袋は用意していません。
代わりに、日頃持ち歩くマザーズバッグを充実させています。
理由は2つ。
- 赤ちゃんを抱っこするだけで重い
- 赤ちゃんの成長が早すぎる
非常時には赤ちゃんを抱っこして避難します。
小さくても3kg、あっという間に10kg超えの赤ちゃんと、非常用持ち出し袋を両方持って歩くのは無理でした。
また、赤ちゃんの成長は早すぎます。
新生児のおむつなんて1ヵ月くらいでサイズアウトしましたし、離乳食が始まれば1ヵ月ごとに食べるものが変わっていきます。
非常用にグッズを入れっぱなしにしておくには、スパンが短すぎました。
家にいて避難するときも、マザーズバッグと子供を抱えて逃げる予定です。
夫がいればもうひとつカバンを持ち出せるので、大人用の非常用持ち出し袋は用意してあります。
マザーズバッグが持ち出し袋の代わり
子供を抱えて持ち出し袋を背負って、と考えるとそれほど重いものは持てません。
子供に必要なものはマザーズバッグに入れることにしました。
近所への散歩でも必ず持っていくマザーズバッグ。
外出中に被災しても「半日は生きていける」量を目安に準備しています。
重いのが難点ですね。
普段の持ち物+αで備えができるので、安心代と思っています。
母子手帳・保険証
何かあったときに一番大事な、母子手帳と保険証。
少しでも荷物を減らしたいと思って、小さなケースにまとめています。
おくすり手帳はアプリを使っているので、持ち歩く必要がありません。
EPARKのお薬手帳を使っています。
共有機能を使うと、夫婦とも子供のお薬手帳を見られるのが気に入っています。
着替え・おくるみ
赤ちゃんは何かと服が汚れるので、下着、ズボン、上着、靴下。
一式まるまる持っています。
よだれの多い子なので、ガーゼとスタイも多めに準備。
おくるみも未だに持ち歩いています。
寒いときに肩に羽織らせたり、外出中に寝たらブランケット代わりにかけたり、友人の家でおむつ替えシートの代わりに敷いたり。
おくるみが1枚あると、何かと使えて便利です。
おむつ・おしりふき・ポリ袋
普段、1日で6〜7回おむつ替えをするので、半日だったら4枚あれば足りる計算になります。
余裕をもって5枚入れています。
朝から夜まで外出するような日には、さらに5枚追加。
家に帰ったら使った分だけ補充します。
おしりふきは、お尻以外にも手や口を拭いたり、子供が舐めてしまった場所を拭いたり、毎回大活躍してくれます。
色々試しましたが、アカチャンホンポのおしりふきが一番水分たっぷりで、拭きやすかったです。
ポリ袋も必需品。
使用済みのおむつを入れたり、汚れたスタイを入れたり。
多めに常備しています。
おむつ関連のグッズは、おむつポーチにまとめています。
パンパンですが、なんとかこれだけの物が入ります。
- Lサイズのおむつ5枚
- おしりふき1パック
- ポリ袋5枚
- おむつ替えシート5枚
おむつポーチは「トツキトオカ」でもらいました。
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ミルクセット
ミルク育児なので、半日生きていくにはミルクが必須です。
回数分の哺乳瓶、粉ミルク、お湯の入った水筒、冷ます用のペットボトルの水。
ミルク育児は持ち物が多いです。
母乳育児ができてれば、持たなくていい荷物ですね。
普段は、液体ミルク1本にアタッチメントと乳首をつけて常備。
ちょっと遠出するときは、重すぎるので粉ミルクも併用しています。
離乳食・マグ
ごはんの時間にかぶらなそうでも、離乳食1回分とマグを必ず入れていきます。
ミルクが減って離乳食が増えてきた、9ヶ月頃から持ち歩きはじめました。
和光堂のお弁当は、蓋を開けるだけで、10秒で離乳食ができる神商品。
スプーンも付いているので、この箱をひとつ放り込んでおくだけで安心です。
マグにはお水を入れています。
簡易の抱っこ紐
ベビーカーのみでお出かけするときには、簡易の抱っこ紐を入れています。
いざというときにベビーカーで避難はできず、抱っこが有効だと聞いたので。
普段はほとんど使っていません。
肩にぐっと重さがかかるし、子供もなんとなく居心地悪そうです。
でも軽くて小さく、自力で抱っこするよりは楽にできます。
いつもの抱っこ紐はかさばるので、保険として入れておくにはちょうどいいです。
親の持ち物
親の荷物も、マザーズバッグに一緒に入れています。
ペットボトル以外は、小さなポーチにまとめてポンと。
- 500mlペットボトル1本
- マスク
- スマホ充電器
- 生理ナプキン
- コンタクト
- 頭痛薬
子供と同じく、外出中に被災したときに「半日くらいは生きて、子供の世話ができる」を考えました。
大人は、食料は半日くらいなら我慢できるので入れません。
水はないと辛いので常に持っています。
私は近視がひどく、メガネがないと何もできないので、割れたときの予備にコンタクトを常備しています。
いつも飲んでる薬も必須。
自分の体調が悪くて子供を守れなかったら意味がありません。
ポーチは夫も持っていて、毎回子供と出かける人のポーチに入れ替えます。
仕事のときは仕事用バッグに、ポーチごと移動させられるので便利です。
マザーズバッグは大きくて軽いものがいい
最初は適当なリュックを使っていたのですが、マザーズリュックを買い直しました。
中身が多くなるので、絶対に軽いものがいいです。
中身を全部入れて測ったら、5kg弱でした。
これくらいなら、なんとか子供を抱っこしながらリュックを背負って逃げられます。
まとめ
子供が生まれてオーダーメイドの防災グッズを考えるようになりました。
- 非常用持ち出し袋は持たない
- マザーズバッグに+αで災害に備える
- 被災しても半日生きていける量をいつも持ち歩く
専用の非常用持ち出し袋を持たずに、普段持ち歩くマザーズバッグで備えています。
防災はどこまでやっても終わりがないですね。
まだまだ持ち歩きたい物もあるし、心配はつきません。
でも自分の持てる荷物にも限界があります。
自分なりに妥協点を見つけて備えていきましょう。