この記事では、結婚式準備の「上手な手の抜き方」をご紹介します。
こだわり抜きたい結婚式。
とはいえ、すべてに全力で向かうのは、時間も気力も足りませんよね。
手抜きに見せないポイントを考えてみました。
自分のこだわりを大事にしつつ、抜けるところは抜いて、素敵な披露宴を作りましょう。
結婚式の準備に疲れたら
結婚式は幸せいっぱい最高の日になるはず。
でも、結婚式の準備がいつも順調にいくとは限りませんよね。
パートナーと意見が合わなくて喧嘩したり、忙しい日常に忙殺されて思うように時間が取れなかったり。
イメージ通りにできない準備にイライラすることも。
こんな悩みを感じたら、一部分を思い切って捨ててみるのはどうでしょうか。
一点特化で手をかけて、それ以外は少し気を抜いてみませんか?
- 結婚式はやりたいけど、準備は面倒くさい。
- とりあえず素敵なドレスが着たいけど、それ以外は興味ない。
- おもてなしはしたいけど、私ばかり頑張ってる気がする。
- 最初は張り切ってたけど、ちょっと疲れてきてしまった。
私は結婚式にものすごく憧れがありましたが、会場の装飾とかおもてなしにはあまり興味ありませんでした。
関連記事>>花嫁DIYなんて必要ない!無理してやらなくていい3つの理由と代わりにやるべきこと
「何があれば素敵な結婚式と呼べるのか?」という疑問を、実体験から考えてみました。
完璧な結婚式なんてない
ゼクシィやInstagramを見ると、完璧に準備してキラキラ輝いている人ばかりですよね。
「自分も!」と憧れる一方、「完璧はできないかも……」と焦ってしまうかもしれません。
でも、現実には「完璧な式なんて存在しない」のです。
みんな自分のうまくいったところ、成功した部分しか発信しません。
良かった一瞬を切り取って発信している、それがSNSです。
鵜呑みにしていると疲れてしまうので、完璧を求めないくらいが上手くいきます。
結婚式準備で疲れるのは「決定の連続」だから
結婚式準備が想像以上に大変で疲れてしまうのは、「決定しなければならないことの連続だから」です。
- 衣装
- アクセサリー・衣装小物
- 美容・ヘアメイク
- 料理、・飲み物
- 引き出物・プチプレゼント
- 演出と進行
- 余興
- BGM
- 会場装飾(装花とかウェルカムスペースとか)
- 写真・ムービー撮影
ざっと書き起こしただけでも、こんなに決めなければいけない項目があります。
自分で決めたいこだわりのある部分、そこまでではない部分をはっきりさせると準備が楽になります。
全部自分で決めると疲れてしまいます。
プランナーや夫、両親などに決定権を委ねましょう。
結婚式準備を頑張らないポイント
衣装
ウェディングドレス選びこそ準備の一番楽しい時期!なんて言われますが、そこは人それぞれ。
決められずに疲れてしまったら、誰かに決めてもらうのも手です。
身内や友人についてきてもらって、似合ってると言われたほうにしてしまいましょう。
値段で選んでいる人も多いみたいです。
最初に「プラン内で着られるものを見せてください」と言うと、候補が絞れて選びやすいです。
アクセサリー・衣装小物
ドレスは決まっても、アクセサリーや小物を決めなければなりません。
ネックレス、ヘアアクセサリー、グローブ、ブーケ、シューズ……
数が多いので大変です。
決められない小物は、店員に任せてトータルコーディネートしてもらいましょう。
マネキン買いならぬ、マネキンレンタルです。
時には選択を迫られるかもしれません。
「どちらが良いですか?」と聞かれたら、「どちらのほうが良いと思いますか?」と聞き返せばOKです。
美容・ヘアメイク
美容系は、ヘアメイクリハをしましょう。
試着したドレスの写真を見せて「これに合うように」と伝えればOKです。
あとは100%お任せ。
「オレンジと赤どちらのチークが良いですか?」とか聞かれたら、
「当日のドレスに似合うほうで」とか「全体に可愛い雰囲気になるほうで」とか言っておけば大丈夫です。
料理・飲み物
迷ったら、一番人気の組み合わせにすれば失敗はしないでしょう。
結婚式場で、そこまでまずい料理を出すところはありません。
量が少ないと満足度が下がるので、多少多めに。
あとはコース料理として恥ずかしくない品数があれば、良しとしましょう。
飲み物も、セットプランがあるならそれを選びます。
細かく考えても、文句を言う人は絶対います。
カクテルがないとか、フリードリンクの種類が少ないとか、ノンアルコールビールが欲しいとか。
周囲の意見や口コミサイトを見すぎると文句ばかり目について病みます。
プランナーの「人気の組み合わせ」を信じて、検索は控えたほうが無難です。
引き出物
引き出物選びに疲れたら、カタログギフト一択です。
同シリーズで、友人は3,000円・親戚は10,000円という風に、値段だけ変えればOK。
引き菓子は、バームクーヘン。
縁起物は、鯛を模したもの。
一番人気を選べば外れはしません。
「カタログギフトが一番嬉しい!」と思わない人はいるかもしれません。
でも「カタログギフトが親の仇くらい憎い!」という人もいないはず。
細かく贈り分けをしても、もらったゲストは自分の引き出物しか見ません。
比較対象がないのですから、疲れるくらいならカタログギフトにしましょう。
演出と進行
演出はやりたいものより、絶対にやりたくない演出だけ考えておけば大丈夫です。
式場でよくやっている演出は、スタッフも慣れていて失敗が少ないです。
おすすめを聞いて、嫌じゃなければ取り入れましょう。
良く見るのは、ケーキカット&ファーストバイト・ムービー上映・テーブルラウンド・花嫁の手紙あたりでしょうか。
絶対これはやりたくない!という演出があったら、代わりの演出をプランナーに相談しましょう。
余興
余興は、疲れるくらいなら全カット一択です。
やりたい!やらせて!という友人がいたら、任せても良いかもしれません。
誰に頼むか考えて、依頼をして、お礼をして、ぐだぐだにならないか当日まで心配して……そんな余興は誰のためにもなりません。
やるだけ無駄です。
最近は「新郎新婦がゲストをおもてなしをする」というコンセプトの式が増えていますよね。
ゆっくり歓談の時間をとったり、料理のグレードを上げてみたり。
余興以外の気配りが、ゲストの満足度につながります。
BGM
BGMを決められなかったら、おすすめをそのまま流せばOKです。
だいたいシーンごとに、定番の曲というものが決まっています。
打ち合わせがめちゃくちゃスムーズに終わるというメリットもありますよ。
スタッフが、こんな曲があります~とCDを流してくれて、それでお願いします~と私が答えて。
繰り返すこと十数回。
すべての曲が決まりました。
音楽に興味がないゲストだと、当日どんな曲が流れていたのか気付きません。
オリジナリティは音楽以外でも出せます。
会場装飾(装花・ウェルカムスペース)
会場装飾に疲れてきたら、すっぱりやめてお金で解決しましょう。
私はブライダルフェアで見た会場装飾をそのまま、まるっと依頼しました。
テーブルクロスの色とか、花瓶とか。
装花も完全お任せです。
色味だけ暖色系でまとめてほしいとお願いしました。
装花はこだわると、どんどん料金がかかる部分でもあります。
こだわりを捨てれば節約にもつながりますよ。
写真・ムービー撮影
最近「撮影指示書」を作る花嫁が増加しているとのこと。
疲れてしまったら、指示書を作らずに済む方法を考えましょう。
まだカメラマンを頼んでいないなら、式場と提携している専属の人にそのまま依頼すると楽です。
専属のカメラマンは式場に慣れているので、どの場面でどの角度から撮れば良い写真になるかを熟知しています。
持ち込みカメラマンをお願いした後なら、一人で指示書を作らずに打合せできると良いですね。
素人が細かく考えるより、プロのセンスを信じたほうが上手くいくことも多いです。
まとめ:こだわりないほうが満足度が高い
結婚式準備に疲れたとき、上手に手を抜く方法について考えてみました。
疲れる原因は、詰め込みすぎと意志決定の多さ。
他人に決めてもらいましょう。
式場がおすすめしてくるものは、何度もやっている=慣れているということです。
オーソドックス=失敗が少ないことです。
こだわりがありすぎる故に、後悔の大きい人をよく見かけます。
結婚式は多くの人にとって初めてのこと。
一発勝負でぶっつけ本番です。
あれもこれもと詰め込みすぎると、かえってごちゃごちゃしてゲストも疲れてしまうかもしれません。
結婚式準備が嫌になったら、放り出しても大丈夫。
花嫁の笑顔さえあれば、最高の一日になるはずですよ。