スーツケースのキャスターが壊れたので、自分で交換してみました。
「大変すぎてもうやりたくない!」と感じたので、備忘録に残しておきます。
日曜大工経験のない人は安易に手を出すと大変です。
節約にはなったので、値段も合わせてご紹介します。
キャスターの修理依頼は高い
5年ほど使っていたキャリーケースの車輪がひと回り小さくなったように感じました。
よくよく見たところ、外側のゴムが取れていました。
メーカーに修理に出すと、車輪ひとつにつき5000円~とのこと。
参考:【エース製品】修理 料金表 | エースカスタマーセンター
うーん、なかなか高いです。
4つとも交換するなら、Amazonで新品を買ったほうが安いですね。
自分で簡単に修理できるという記事をネットで見つけたので、やってみました。
キャスター交換に必要なもの
スーツケースのキャスター交換に必要なものは以下のとおりです。
- キャスター本体
- ボルト
- ナット
- ワッシャー
- 金属用のこぎり
- ナットを閉めるレンチ
ホームセンターでとひとつずつ揃えると、最安で修理できそうでした。
素人にはどれを選べばいいかが分かりません。
ずらっと並ぶネジ類に目眩がして、早々に諦めました。
ということで、セットになっている車輪キットを購入しました。
車輪の大きさが重要らしいので、無事なほうのキャスターに定規を当てました。
それほど種類はないので、ざっくりで大丈夫だと思います。
さらに、軸を切断するための金属のこぎりをダイソーで購入しました。
この判断が大失敗。
数百円出せばきちんとしたものが買えるので、ケチらないほうがいいと思います。
キャスター交換の手順
キャスター交換の手順はめちゃくちゃ簡単。
- キャスターの軸心を切る
- 軸心を抜き取る
- 新しい車輪をボルトで留める
古いキャスターの軸を切るのが大変すぎましたが、それさえ乗り越えればあとは終わったも同然です。
キャスターの軸心を切る
古いキャスターの軸芯を切り落とします。
金属の粉がけっこう出るので、新聞紙などを敷いた上か、屋外で作業したほうが良いです。
- 新聞紙を敷くか、屋外で作業する
- マスク&メガネで顔を覆う
- うるさいので昼間に行う
私は気管が弱いので、念のためマスク&メガネもしました。
音も結構うるさいので、夜の作業は控えたほうがいいかもしれません。
キャスターの右側にある、車輪と外側のプラスチック部分との間。
わずかにワッシャーが見えている部分にのこぎりを入れ、ひたすら削っていきます。
この切断作業が本当に大変で、何度も心が折れそうになりました。
狭くてよく見えず、どこまで切れているのか確認することも難しいんです。
角度が悪かったのか、途中からやたら引っ掛かるようになりました。
前後には動かせないので、差し込んでは引き、差し込んでは引きを繰り返します。
休み休みやっていたので概算ですが、正味1時間近く切っていたのではないかと思います。
先人たちのブログなんかを見ると10分とか20分とか書いてありましたが、全然そんな時間では終わりませんでした。
軸心を抜き取る
芯を切り落とせれば、もう95%は終わっています!
軽く揺らしながら切れた軸を抜き取り、車輪を取るとこんな感じです。
新しい車輪をボルトで留める
新しい軸と車輪をはめこみます。
軸と逆側からナットで抑え、レンチで閉めて完成。
今までの苦労はなんだったの? というくらいすんなり終わりました。
5分もかからなかったです。
元々の(左)に比べると、ナットが外に出ている分ちょっと見苦しいかもしれません。
でも使うときには見えない部分だし、たとえ見えてても全然気にならないのでよしとしました。
おわりに
スーツケースのキャスターを交換してみました。
疲れました。
もう二度とやりたくないです。
半分以上はのこぎりの切れ味と持ち手のせいだと思うので、次はちゃんとしたのこぎりを試してみようと思います。