この記事では、有意義病に疲れてしまったときに読むと「気持ちが楽になる本」をご紹介します。
人生を充実させたいと思うのは、自然な感情ですよね。
でも時には思いが強すぎるあまり、自分を追い詰めてしまうこともあります。
有意義病とは、「何かしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」という気持ちに囚われる状態のこと。
疲れたときは一息ついて、肩の力を抜いてみませんか?
有意義病とは?
有意義病とは、「常に充実した生活を送らなければならない」というプレッシャーを自分自身に課してしまう状態のことです。
社会的な期待や他人との比較、SNSの影響から生まれることが多いです。
「何かを達成しなければ価値がない」「休むことは悪だ」といった考え方に囚われていませんか?
有意義病は、一度はまるとどんどん悪化していきます。
日常のささやかな楽しみやゆっくり過ごす時間が、罪悪感の対象になってしまいます。
心身ともに疲れ果ててしまったら、自分のペースを取り戻しましょう。
「何もしない」をあえてやることが重要です。
有意義病に疲れたときに読む本
有意義病に疲れたとき、読んでみた本をご紹介します。
『あやうく一生懸命生きるところだった』
韓国でベストセラーになった、ハ・ワンさんのエッセイです。
題名だけで選びましたが、今の私にぴったりでした。
翻訳者の言葉選びも素晴らしいです。
一生懸命生きなくてもOKというメッセージが、軽やかな語り口でつづられています。
「自分を過大評価しているから生きづらい」という趣旨のことが書かれていました。
そうだよなーと納得。
社会や周囲の作る、正解にに囚われすぎたとき。
力を抜くことの大切さを教えてくれる一冊です。
人生に努力は必須なのか?
努力そのものは、決して悪いことではありません。
ただ、義務感や周囲の期待に応えるためだけの努力は、自分を疲れさせる要因になりがちです。
「とりあえず何かをしている感」を満たすだけの努力になっていないでしょうか?
自分に問いかけてみてください。
- この努力は誰のため?
- 自分が心から望む結果につながるか?
「何かをしている」という安心感だけでは、モチベーションは続きません。
努力の方向性を見直し、本当に自分のためになっているのかを考えることが、無駄な消耗を防ぐ第一歩です。
「意識低い系」のすすめ
いわゆる「意識高い系」だけが正解ではありません。
「意識低い系」の生き方も選択肢の一つです。
他人と比べることをやめ、自分に「だらだらする権利」を認めましょう。
休息は、新しい視点やアイデアを生む重要な時間でもあります。
怠けたり、無理をしない日があってもいいのです。
自分のペースで生きることが、心の余裕と幸福感につながります。
このブログは、3年もかけてようやく100記事を超しました。
1ヵ月以上休んだこともあります。
それでもブログを消さない限り、記事は増えていくだけ。
過去の努力がゼロになることはありません。
長期的な視点で自分の人生を捉えることが重要です。
他人と比べないテクニック
どうやって休めばいいんでしょうか?
具体的には、こんな手法を試してみましょう。
- SNSアプリを消す
- 公園や森を散歩する
- 短い瞑想を取り入れる
- ゆっくりお風呂に入る
- 趣味を持つ
SNSに映し出される他人の成功や充実した生活は、「切り取られた一部分」です。
その背景には苦労や疲れが隠されていることも多いもの。
作られた投稿と比べて、自分が劣っていると感じる必要はありません。
成功や幸せの形は人それぞれです。
他人と比べている限り、幸せにはなれません。
「休むこと」もスキルの一つです。
没頭できる趣味があると、時間があっというまに過ぎていきます。
好きな音楽を聴いたり、映画を観たりするのも心の栄養です。
一見「努力」とは違うように思えますが、自分を癒やし、豊かな心を育む大切な時間です。
まとめ
有意義病に疲れたとき楽になれた、一風変わった自己啓発本をご紹介しました。
頑張りたくないときに、頑張る必要はありません。
自分のペースで生きること、自分にとって本当に大切なことを見つけることが、心の健康を保つ秘訣です。
頑張らない自分を受け入れ、気楽に生きていきましょう。