
承認欲求について考えたことはありますか?
人前に立つことが好きな人もいれば、他人から評価されることでやる気を出す人もいます。
幼い頃は、目立つことが大好きな人が多いかもしれません。
学校の発表会や運動会で注目を浴びると、誇らしい気持ちになりましたよね。
しかし、大人になるにつれ、その気持ちは少しずつ形を変え、悩みの種になることもあります。
この記事では、承認欲求の基本から、うまく付き合うためのヒントをお伝えします。
承認欲求とは?自己顕示欲とは?
承認欲求とは何でしょうか?
Wikipediaによると、承認欲求とは以下のとおりです。
「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。
一言にまとめると、「自分を認めてほしい」という気持ちのことです。
この「認めてほしい」内容はさまざま。
たとえば、努力を褒めてもらいたい、何気ない一言に感謝してほしい、あるいはただ存在を肯定してほしい……。
人によっていろいろな欲求があります。
一方で、似た言葉に「自己顕示欲」があります。
Weblio辞書ではこう説明されています。
「周囲の人々から注目され、そして認められたい、という欲求のこと。-中略-『自己顕示』には『自分の存在を目立たせ際立たせること』、およびそのために『自分を実際以上の人物であるかのように見せる(振る舞う)こと』という意味がある。」
自己顕示欲は承認欲求の中でも、「注目されたい」という願望が強いものを指します。
どちらも「認められたい」という土台は共通していますが、目的のニュアンスに違いがあるようですね。
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幼少期の記憶
私は幼い頃、自分のことを「自己顕示欲が高い人間」だと思っていました。
目立つことが大好きで、誰よりも先に手を挙げたり、発表会では人一倍大きな声を出したりしていました。
その行動の裏には「誰かに褒められたい」「認められたい」という気持ちがあったことに、大人になってから気づいたのです。
親の期待が大きかったことが影響していたと思います。
テストで90点を取ったとき、「頑張ったね」ではなく「100点じゃなくて残念だったね」と言う親でした。
子ども心に「もっと頑張らないと愛されないのかな」と思ったことを、今でも覚えています。
親に褒められた記憶はほとんどありません。
むしろ「もっとできるはずだ」という無言のプレッシャーを感じていました。
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社会人になって
社会人になってからは、承認欲求が「ありがとう」という言葉に形を変えました。
仕事で「助かったよ」「ありがとう」と言われる瞬間が、私にとって何よりの喜びでした。
上司や同僚から感謝されると、「自分は価値のある存在だ」と思えるようになったのです。
それが仕事を頑張るモチベーションになっていました。
でも、何かが足りないと感じていたのです。
今思えば、常に無理をして疲れていました。
承認欲求が満たされた現在
私にとっては、結婚が転機になりました。
何もしていない私でも受け入れてくれる。
「ちゃんとしている私」、「価値を提供している私」じゃなくても大丈夫。
初めて「私はこのままでいいんだ」と思えました。
誰かに認めてもらうために、必死で努力していました。
でも、大切なのは「認められるために努力する」じゃなくて「ありのままの自分を認めてくれる人を探す」だったんです。
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承認欲求とうまく付き合う
承認欲求は誰にでもあるものです。
それ自体は決して悪いものではありませんが、過度に依存してしまうと生きづらさを感じる原因になります。
ここでは、承認欲求とうまく付き合うためのヒントをいくつかご紹介します。
自己承認を習慣にする
日記やメモを使って、自分の小さな成功体験や努力を振り返りましょう。
「今日、〇〇を頑張った」
「〇〇は自分らしい」
簡単に一行でも構いません。
自分自身を認める習慣をつけることで、他人の評価に頼りすぎずに済むようになります。
信頼できる人間関係を築く
すべての人に認めてもらうのは不可能です。
まずは事実を受け入れましょう。
誰でも自分のこととなると視野が狭くなります。
周りを見てみてください。
一人でも二人でも良いので、自分をそのまま受け入れてくれる人を探しましょう。
他人の目を気にしすぎる必要はありません。
本音で語り合える家族や友人に出会えたら、人生の勝者です。
比較を手放す
SNSを見ていたら、今すぐやめましょう。
学校や職場で他人と自分を比べるのも、自分の首を絞めるだけです。
メンタルに悪い影響しかない勝負は、さっさと降りるのが賢明です。
自分が本当にやりたいことや価値を感じることに集中しましょう。
まとめ
承認欲求は誰しも持つ自然な感情です。
でも振り回されると、自分自身を見失いかねません。
大切なのは、他人の評価に頼らず、自分で自分を認めること。
そして、自分をそのまま受け入れてくれる存在を大切にすることです。
「そのままでいい」と思える瞬間を積み重ねていくことで、承認欲求に対する向き合い方が変わるはずです。