施工管理未経験のCADオペが2級建築施工管理技士の一次検定を受けました。
実務経験がないと「施工管理技士」の資格を得るための二次検定には進めませんが、一次検定だけなら誰でも受験可能です。
試験の受験資格や合格までにかかった費用、当日の様子などをご紹介します。
建築施工管理技士検定の「2級の一次」は誰でも受験可能
建築施工管理技術検定には1級と2級があって、どちらも一次検定と二次検定があります。
建築施工管理技術検定「2級」の「一次検定」は、17歳以上なら誰でも受験可能です。
参考:建築・電気工事施工管理技術検定 | 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部
施工管理技士になるためには最低1年の実務経験が必要ですが、施工管理技士「補」なら実務経験なしでもなれます。
2021年4月1日から一次検定の合格者に「施工管理技士補」の資格がつくことになりました。
2級の施工管理技士補になっても法律的に何か出来るようになるわけではありませんが、ちょっと嬉しいですし、所属企業によってはメリットになるらしいです。
願書取り寄せ
初めて受験するなら、願書を取り寄せて郵送で提出する必要があります。
直接願書を買えるところもありますが、遠かったので郵送で取り寄せました。
参考:2級 建築施工管理技術検定(第一次検定のみ)のご案内 | 建築・電気工事施工管理技術検定 | 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部
締切が早くて、だいたい4ヵ月前が願書締切です。
6月の試験は2月頭に申し込まないといけません。
受けようと思ったときには遅すぎたりするので、早めの情報収集が大事です。
(2024年3月1日追記)
今年から、一次検定はネット申請に変わりました。
顔写真と住民票コード(マイナンバーとは違う)を用意して、ネットから申請します。
住民票コードを確認するために住民票を取らなきゃならないみたいです。
受験にかかった費用
受検料は5,400円。願書が600円です。
他かかった諸経費は以下のとおり。
- 願書の取り寄せ手数料 250円
- 願書を書留で送る送料 400円
- 受験料の振込手数料 100円くらい
- 住民票 数百円(自治体による)
- 当日の受験会場までの交通費 2000円くらい
- 勉強のためのテキスト代 0円
受検料は郵便局の窓口で振り込むように書いてあったんですが、郵便局のATMからでも問題なく受け付けてもらえました。
(2024年3月1日追記)
ネット申請に伴って、クレジット決済またはコンビニ決済に変更されました。
願書の送料もかからないので、節約になりますね。
テキストを使わず、ネットに上がっていた過去問だけで勉強したので、テキスト代は0円でした。
かなり効率悪いのでおすすめしません。
具体的な勉強方法は、「知識ゼロから2級建築施工管理技術検定(第一次検定)を独学で受ける」の記事でご紹介しています。
知識ゼロだったら、本を1冊買ったほうがコスパ良いです。
試験当日の様子
試験は10:15からですが、30分前の9:45には着席しているように指示があります。
9:30頃に会場へ着きました。
駅前から会場まで大量の人がいたので、迷うことはないでしょう。
圧倒的に男性ばかりです。
年齢はバラバラです。
20代から50代くらいまで、その中でも若い人が多い印象でした。
久しぶりに試験を受ける人は「社会人の試験当日はこう過ごす!心構え7選」も参考にしてみてください。
受検者の服装
服装はTシャツとかラフな格好の人が多かったです。
50人に1人くらい、ワイシャツ姿の人がいました。
夏だったのでさすがにスーツ姿の人はいなかったです。
私も普段遊びに出かけるときのような普段着でしたが、何を着ていても特に浮くこともないかと思います。
かなり試験会場が寒かったので、冷え性だったり冷房に弱い人はストールやひざ掛け必須です。
体感ですが、電車の2倍くらい冷房が効いていた気がします。
最寄り駅から受験会場まで
駅前から受験会場に着くまでの道中で、日建学園の人たちが10人くらいでチラシを配ってました。
直前予想問題が15問載っていて、3、4問は実際に役に立ちました!
着席してから試験開始まで30分以上あるので、時間つぶしと腕試しのためにももらっておいて損はないかと思います。
試験中のトイレと途中退場
試験中、トイレ離籍だけは認められていました。
2時間半の試験時間内に半分くらい行った気がします。
入れ替わり立ち代わり、誰かしらてトイレに立っていました。
試験開始から1時間たつと、終わった人から帰れます。
一気に3~4割ほどが退出しました。
話し声がするわけではないのですが、空気がざわざわして集中しづらかったです。
途中退出の集団が収まるまで15分ほど。
やっと静寂が戻りました。
最後までいると問題用紙を持ち帰れるので、帰らない組は問題用紙が欲しい人たちです。
そのあともぼちぼち終わって帰る人もいましたが、5割~6割は最後まで残っていました。
一部の設問は捨てても大丈夫
苦手分野は捨てて、得意分野で30問くらい確実に取れるようにしておけば大丈夫です。
一次検定の試験問題は全部で50問。
その中から40問を選んで解答します(解答必須の問題もあります)。
しかも、60%の24問取れれば合格です。
50問あるうちの半分答えられれば合格と思うと、ぐっと簡単に思えてきますよね。
苦手な分野は、思い切って捨ててしまうのも合格への近道です。
具体的な勉強方法は「知識ゼロから2級建築施工管理技術検定(第一次検定)を独学で受ける」にまとめました。
よろしければご覧ください。
まとめ
CADオペが建築施工管理技術検定の2級を受けてみました。
- 誰でも受験可能
- マークシート方式なので合格しやすい
- 受検者は圧倒的に男性多数
- 試験会場は寒い!女性は特に羽織もの必須かも
- トイレ&途中退場は可能
- 最後までいると問題用紙を持って帰れる
今いる職場では実務に直接役立つことはなさそうですが、幅広く基礎知識を得られました。
今後職場が変わったときに役立ちそうです。
独学で受験に挑む方の参考になれば幸いです。