この記事では、買い物の決済手段にSuicaを使うメリットデメリットをご紹介します。
乱立するキャッシュレス決済。
色々あって迷いますが、首都圏在住者ならほぼSuicaだけで事足りるのではないでしょうか。
私は3年ほど「ビックカメラSuicaカード」+「Suica」を利用しています。
もっと還元率が良かったり、キャンペーンでお得だったりする組み合わせもあるかもしれません。
でもSuicaだけにしてしまえば分かりやすく、面倒がないと思っています。
お得を考えるのに疲れた人に参考になれば幸いです。
- 決済でSuicaを使うメリット
- ビックカメラSuicaカードの基本情報
- 「ビックカメラSuicaカード」+「Suica」生活のメリット
- 「ビックカメラSuicaカード」+「Suica」生活のデメリット
- まとめ
決済でSuicaを使うメリット
使える店が多い
首都圏に暮らしていると、Suicaが使えないお店は滅多にありません。
先日郵便局でも使えるようになっていて驚きました。
キャンペーンを常時チェックして、その店々で一番お得な決済方法を考えて……
こんなこと面倒臭くてやってられない!
そんな面倒くさがりは、決済方法をひとつに決めてしまうと楽です。
基本的に会計はすべてSuica、使えない場合のみクレジットカードで支払っています。
現金を出すのは、近所の歯医者くらいです。
オートチャージ機能がある
オートチャージとは、SuicaでJRの改札を通ったときに自動でチャージしてくれる機能のことです。
残額が1万円を下回ったら5千円チャージ、みたいに、自由に金額を決められます。
この機能のおかげで、Suicaが残高不足になりません。
券売機でいちいち現金を出してチャージしていた頃に比べると、各段に手間が減りました。
ずぼらにはオートチャージ機能は不可欠です。
ビックカメラSuicaカードの基本情報
ビックカメラSuicaカードは、4つのカード機能が1枚になっているカードです。
クレジットカードとして使わなくても、カードを提示してポイントを貯めるだけでも使えますし、改札にタッチすれば電車に乗れます。
他、基本情報は以下のとおりです。
ブランド | VISA または JCB |
---|---|
年会費 | 初年度無料 年1回以上使えば2年目以降も無料 |
還元率 | 基本1%(JREポイント0.5%+ビックポイント0.5%) Suicaのチャージは1.5%(JREポイント) |
Suicaのチャージだと1.5%還元です。
還元されたJREポイントはSuicaにチャージできるので、使いそびれるということもありません。
更に、ビックカメラで買い物をするときは、11.5%還元になります。
他にも、カードにSuicaがついてるので2枚持ちしなくていいとか、利用限度額が最高80万円でちょっと少な目とか、オートチャージ可能とか、ETCは有料とか、海外旅行保険が自動付帯とか、ちょこちょこ特徴はあります。
詳しくは、公式ホームページでご確認ください。
「ビックカメラSuicaカード」+「Suica」生活のメリット
「ビックカメラSuicaカード」から「Suica」にオートチャージして、Suicaで決済する。
そんな生活を3年ほど続けています。
今後も地方へ移住しない限り使い続けるでしょう。
1.5%の高還元
ビックカメラSuicaカードでSuicaにチャージすると、1.5%分のJREポイントが還元されます。
1,000円ごとに15円分のポイントですね。
キャンペーンでもなく常時1.5%の還元は、高還元の部類に入るのではないでしょうか。
以前は毎月500ポイントもらえるWeb明細サービスもあったのですが、2021年3月に終了してしまいました。
残念です。
駅ビル等で貯まるJREポイントカード機能と合わせて、毎月1,000ポイントくらいずつ貯まっています。
ちょっとした工夫をするだけで、手間をかけずに毎月1,000円分の収入が増える。
そう考えると、やらない手はありません。
ポイントを使いきりやすい
せっかく貯めたポイントをうっかり失効してしまうこと、ありますよね。
ビックカメラSuicaカードで貯めたポイントは、Suicaにチャージできます。
- JREポイント ⇒ 1ポイント=1円
- ビックポイント ⇒ 15ポイント=10円
チャージしたSuicaでまた買い物をすればいいので、有効期限とか端数とかを気にする必要がありません。
ビックポイントは少し損する変換率なので、色々考えられる人はビックカメラで使ったほうがお得です。
私は貯めるポイントが多いと分からなくなるので、やりません。
とにかくシンプルに、多少損してもSuicaにチャージして使い切ってしまいます。
「ビックカメラSuicaカード」+「Suica」生活のデメリット
良いところが多い組み合わせですが、残念だと思う部分もあります。
JR東日本以外の沿線だと使いにくい
どの交通系ICカードを持つかは、最寄り駅がどの鉄道会社かで決まってきますよね。
PASMOの定期を持っているのに、わざわざSuicaを追加する必要はありません。
JREポイントが貯まるような駅ビルで買い物をすることも少ないので、なかなかポイントが貯まらないと感じるでしょう。
そもそもJR東日本の沿線を生活圏にしている人以外には、メリットは感じにくいと思います。
クレジット払いだと還元率は高くない
ビックカメラSuicaカード自体の還元率は、それほど高くありません。
クレジットカードで支払った場合、JREポイント0.5%+ビックポイント0.5%で、ちょっと扱いにくいんですよね。
ビックポイントをSuicaにチャージした場合は、結果的に還元率が0.8%くらいになってしまいます。
低いわけでもないですが、楽天カードやリクルートカードなど、もっと高還元のクレジットカードがたくさんあります。
Suicaチャージをしないなら、あえて選ぶ理由は少ないです。
チャージ額の上限は2万円
Suicaにチャージできる金額は2万円までと決まっています。
この限度額は現金でチャージしても、オートチャージでも、他の方法でも同じ。
とにかくSuicaには2万円までしか入りません。
結婚の内祝いで、4万円くらいのお菓子を一気に買おうとしたことがあります。
チャージ不足で払えずプチパニックに。
その時は、お店の好意で会計を2回に分けていただきました。
2万円を超えるような高額の買い物は、クレジットカードで支払いましょう。
明細が出ない
個人的にSuicaのもっとも大きなデメリットが「明細が記載されない」ことです。
仕様なので、どうにもなりません。
SF(電子マネー)を利用した店舗名や商品明細を確認することはできません。交通利用以外の決済については「物販」と表記されます。
Suicaの利用明細は2種類のみです。
- 交通機関の利用 ⇒ 〇〇駅~△△駅まで、××円としっかり出る
- その他 ⇒ 「物販」
電車、バス以外はすべて物販って、いくらなんでも大雑把すぎませんか……
家計簿アプリと連携しても「物販」としか記載されないため、何を買ったかまったく分かりません。
他のキャッシュレスのように、お店が出るようになるのを祈るばかりです。
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まとめ
「ビックカメラSuicaカード」と「Suica」で生活してみてのメリット・デメリットをご紹介しました。
これでSuicaの明細さえ出てくれれば文句なしなのですが。
今のところ「お手軽さ」+「そこそこのお得さ」では、この組み合わせが一番だと思っています。
許容できる面倒くささと環境は人それぞれ。
自分に合った決済方法を見つけてください。